ちょうど不動産一括査定ジャンルで「商標+口コミ」でブラックSEOのサイトをつくろうと思っていて、
- スマイスター 口コミ
- イエイ 口コミ
- イエウール 口コミ
- HOME4U 口コミ
のうち、どれが上位表示しやすいか?と考えていました。
と言っても考えてわかるはずがなく、リサーチしないといけないのですが、リサーチするとなるとまず先ほどの4つの「商標+口コミ」で検索をかけ、
- ライバルサイトの数
- 文字数
- ドメインの強さ
- インデックス数(ページ数)
- トップページか個別ページか
- 無料ブログや知恵袋があるか
などを見ていくことになります。最低でも上位10サイトがどのようなものか、ひとつずつ見ていきます。
これらのデータを集めることによってライバルサイトの強さや多さを測り、参入するべきかどうかを決めるわけです。
ところがまあ、これが「4つのキーワード×10サイト」で40サイトを見ていくとなると、時間も労力も大変なわけです。データ収集するだけで半日ぐらいかかるでしょう。
そんなわけで今までやらずにいたわけですが、いとも簡単にこれらのデータを収集するツールを発見しました。
それが前回の記事で紹介した「コンテンツスカウターZ」というツールです。
- リサーチ時間を大幅に短縮し、リサーチの質も向上
- 実際にコンテンツスカウターZでリサーチしてみました
- ライバルサイトの数がいくらか
- 記事タイトルにキーワードが含まれているか
- 上位10サイトの文字数はいくらか
- 上位10サイトのPA・DAはいくらか
- 上位10サイトの被リンク数はいくらか
- 上位10サイトのインデックス数はいくらか
- 上位10サイトはトップページか個別ページか
- 上位10サイトに無料ブログがいくつあるか
- 上位10サイトにポータルサイトがいくつあるか
- まとめ
リサーチ時間を大幅に短縮し、リサーチの質も向上
ぼくはリサーチに時間をかけすぎて、記事を書く時間が少なくなってしまうことがよくあります。
かと言って、リサーチをしっかりしないと見当はずれなコンテンツになってしまうので、手を抜くわけにもいきません。
そんな悩みがずっとあったのですが、コンテンツスカウターZのおかげで解消できそうです。
そしてリサーチの時間を大幅に短縮できるだけでなく、今までやっていたリサーチよりも質が向上しました。
実際にコンテンツスカウターZでリサーチしてみました
「コンテンツスカウターZ」を立ち上げ、
- スマイスター 口コミ
- イエイ 口コミ
- イエウール 口コミ
- HOME4U 口コミ
の4つのキーワードを入力してボタンを押すだけで、それぞれのキーワードにおける上位10サイトの
- ライバルサイトの数
- 文字数
- ドメインの強さ
- インデックス数(ページ数)
- トップページか個別ページか
- 無料ブログや知恵袋があるか
といった必要なデータが揃ってしまいました。
それだけでなく、
- Facebookの「いいね」の数
- はてなブックマークの数
- 最終更新日
- 共起語
- https化されているか
まで解析できました。エグいですよ。
どれだけエグいのかがわかりやすいように、次の項目ごとに手作業でのリサーチとコンテンツスカウターZでのリサーチを比較しながら書いていきます。
- ライバルサイトの数がいくらか
- 記事タイトルにキーワードが含まれているか
- 上位10サイトの文字数はいくらか
- 上位10サイトのPA・DAはいくらか
- 上位10サイトの被リンク数はいくらか
- 上位10サイトのインデックス数はいくらか
- 上位10サイトはトップページか個別ページか
- 上位10サイトに無料ブログがいくつあるか
- 上位10サイトにポータルサイトがいくつあるか
ライバルサイトの数がいくらか
まず、ライバルサイト数の調査です。
手作業でおこなう場合
普通は目視で検索結果を1ページ目からチェックしていくことになると思いますが、それよりもライバルサイトの多さを簡単に調べる方法があります。
それは、「allintitle」コマンドを利用した検索です。
たとえばgoogleの検索窓に、「allintitle:スマイスター 口コミ」と入力します。
すると、「スマイスター」「口コミ」の両方のキーワードを含む記事タイトルが、どれだけ存在するかが表示されます。
「スマイスター」「口コミ」の両方のキーワードを含む記事タイトルのページは154件あることがわかります。
この数字が少なければ、「スマイスター 口コミ」というキーワードを狙って作成されたページが少ない(=ライバルが少ない)ということになります。
ただ、その商品の知名度が低いとか認識されていないという理由で、誰もサイトを作っていない可能性があります。
その可能性をつぶすため、同時におこなうと効果的なのが「intitle」コマンドでの検索です。
「intitle:スマイスター 口コミ」と入力すると、「スマイスター」「口コミ」のどちらかのキーワードを含む記事タイトルの数が表示されます。
この数字が大きいと話題にしている人が多い(=供給が多い)ということになり、その商品名の認知度や検索需要のある程度の目安と考えることができます(月間検索回数のほうが正確な需要の指標になります)。
なので、「allintitleの件数が少なく、intitleの件数が多いキーワード」が穴場である可能性が高くなります。
コンテンツスカウターZを使った場合
コンテンツスカウターZで解析するとintitle件数とallintitle件数を同時に一覧表示できます。わざわざキーワードごとに手打ちする必要がありません。
こうして見ると、「HOME4U 口コミ」がもっともallintitle件数が少ないことがわかります。「HOME4U」「 口コミ」の両方が記事タイトルに入っているページが49個しかありません。
- 「HOME4U 口コミ」を狙ってつくったサイトが少ない=ライバルが少ない
ということがわかります。「HOME4U」「 口コミ」の両方をサイトタイトルに入れれば、上位表示しやすいのでは?という仮説を立てることができます(もちろん他の要因もあるのであくまでも仮説です)。
一方、「イエウール 口コミ」は165件なので、もっともライバルが多いということがわかります。
わざわざ手打ちでallintitle検索をしなくてもこのようなデータが一瞬で拾えるのは、すごくラクです。
記事タイトルにキーワードが含まれているか
上位10サイトの記事タイトルに、キーワードが含まれているものが少なければチャンスです。
たとえば「スマイスター 口コミ」で上位表示を狙うとき、上位10サイトの記事タイトルに「スマイスター 口コミ」が含まれているページが少なければ、上位表示のチャンスが大きくなると考えられます。
手作業でおこなう場合
狙うキーワードで検索し、目視でチェックしていくしかありません。
コンテンツスカウターZを使った場合
記事タイトルにキーワードが含まれているかどうかが一覧で表示されます。
○印がついているページが、そのキーワードの両方を含んでいるページになります。
「スマイスター 口コミ」の上位10サイト中、記事タイトルに「スマイスター 口コミ」が含まれているのは4サイトであることがわかりますね。
一方、「HOME4U 口コミ」では、上位10サイト中「HOME4U 口コミ」が含まれているのは8サイトです。
「HOME4U 口コミ」はallintitle件数は49件と少なかったですが、そのうちの8つが上位10サイトに食い込んでいるということですね。
このことから、「HOME4U 口コミ」はallintitle件数が少ないからといって簡単に攻められるわけではなさそうだな・・・といった分析をすることもできます。
上位10サイトの文字数はいくらか
コンテンツの文字数が多いほうがgoogleに評価されて上位表示されやすいといわれています。
最近では「長文SEOの効果は薄くなった」とも聞きますし、単純に文字数が多ければオッケーというわけではありませんが、網羅的にコンテンツをつめていくと自然と文字数が多くなっていくことから、文字数はライバルの強さを測る基準のひとつになると思います。
もし上位10サイトの文字数が5000文字とか8000文字あるとしたら、1000文字のコンテンツでそれらのサイトに勝つのは難しいでしょう。
あくまでも基準としてですが、上位サイトの文字数がわかれば何文字書けば良いのかがわかります。
手作業でおこなう場合
手動で文字数を調べるには、テキストをコピーして文字数カウントなどにペーストします。
これを4つの案件ごとに上位10サイトおこなうとしたら・・・40サイト分。なかなか骨が折れる面倒臭い作業です。
コンテンツスカウターZを使った場合
コンテンツスカウターZで解析すると、そのページの文字数が一覧表示されます。
今まで、テキストをコピーして文字数カウントにペーストしていたのがアホらしくなります。
文字数が少なくても上位に食い込めるのはどのキーワードか?を簡単にチェックできます。
上位10サイトのPA・DAはいくらか
そのサイトのドメインの強さを表す数値としてDA(ドメインオーソリティー)があります。
また、ページ単位の強さはPA(ページオーソリティー)で表されます。
オーソリティーとは権威性のことで、PAやDAの数値が高いほどドメインやページのパワーが強く、googleに評価されやすくなります。
上位にPAやDAが高いサイトがひしめき合っている場合、そのキーワードで勝つにはこちらもそれなりのドメインパワーが必要になってきます。
手作業でおこなう場合
MOZにログインした状態で検索をおこなうとPAやDAがこのように表示されます。
コンテンツスカウターZを使った場合
PA・DAが一覧表示されるので、これを見れば上位10サイトのドメインの強さが一目でわかります。
「HOME4U 口コミ」は、比較的強いドメインが多いのかなということがわかりますね。
上位10サイトの被リンク数はいくらか
「上位表示するにはコンテンツの中身が重要」といわれる現在でも、リンクによるSEO効果はまだあるようです。
上位のライバルサイトにどれぐらい被リンクがついているかを調べることによって、上位表示させるために必要な被リンクの数の目安をつかむことができます。
手作業でおこなう場合
先ほどのPA・DAと同様、MOZにログインした状態で検索をかけると、被リンクの数が確認できます。
コンテンツスカウターZを使った場合
被リンクの数が一覧で表示されます。
左側の「総被リンク」とは外部リンクと内部リンクを足した数であり、右側の「実被リンク」は外部リンクの数です。
4つのキーワードともに被リンクがついているサイトが少ないため、上位表示するためにはさほど被リンクを必要としないことがわかります。
ただ、この数値はMOZ(open site explorer)が定めた指標であり、実際の被リンクの数はahrefs指標のほうが正確だともいわれています。
上位10サイトのインデックス数はいくらか
ライバルサイトのインデックス数を知ることによって、サイトの規模がわかります。
インデックス数とは、googleに認識されているそのサイトのページ数のことです。だいたいですが「インデックス数=ページ数」と考えていいでしょう。
ライバルサイトが数百ページある大規模サイトなのか、数記事の小規模サイトなのかを把握することで、取るべき戦略が変わってきます。
手作業でおこなう場合
サイトのインデックス数を調べるときに便利なのが「site」コマンドでの検索です。
「site:(サイトURL)」
このように検索すると、そのサイトのインデックス数が表示されます。
このサイトは49ページあるということですね。
ライバルサイトのURLをひとつずつ、siteコマンドで検索していかないといけません。
4案件×10サイトで40サイト分。面倒臭すぎです。
コンテンツスカウターZを使った場合
インデックス数が一覧で表示されます。
こうして見ると、インデックス数がバラバラです。この数値が1のものは、ペラページだということがわかります。実際にアクセスして確認しましたが、やはり1ページものでした。
ペラページで上位表示しているということは、被リンクを当てまくってるんだろうと思ったのですが、被リンク数も0になっていたりしますね。
ペラページで被リンク0で上位表示!?チャンスでは?と思ってしまいますが、じつは「リダイレクトでドメインパワーを引き継ぐ」という裏技があるので、数値上は被リンク0でも実際にはとんでもなく被リンクの力を受けている、ということがあるのでなんとも言えません。
いずれにしても、インデックス数が一気にわかるというのは本当にありがたいです。
上位10サイトはトップページか個別ページか
上位表示されているサイトがトップページ(ドメイントップ)なのか個別ページなのかを調べることにより、上位表示のしやすさの目安にすることができます。
個別ページよりもトップページのほうが上位表示しやすいため、個別ページが上位10サイトにいくつもあるキーワードであれば、「そのキーワードをサイトタイトルにつければトップページで上位表示を狙える」といった感じで判断することもできます。
ただ、昔は狙ったキーワードをサイトタイトルにつけたサイトのトップページが上位表示しやすかったそうですが、コンテンツSEOが主流になった現在では大規模サイトの個別ページが上位に来ることも多くなったため、判断が難しくなってきました。
手作業でおこなう場合
検索し、URLのパスを見てチェックするしかありません。
URLが「.com」や「.jp」「.xyz」などで終わっていればそのページはトップページであり、それ以降にパスが続いていれば個別ページということになります。
コンテンツスカウターZを使った場合
URLが羅列されるので、パスを簡単に確認することができます。
上位10サイトに無料ブログがいくつあるか
もし上位10サイト(1ページ目)に、アメブロやFC2ブログなどの無料ブログが表示されていたらチャンスです。
無料ブログで上位表示できるなら、独自ドメイン+シリウスやwordpressのサイトで上位表示できないわけがありません。
手作業でおこなう場合
検索し、URLを目視してチェックしていくしかありません。
コンテンツスカウターZを使った場合
コンテンツスカウターZで解析すると、上位10サイトに無料ブログが使われているかどうかが一目でわかります。
無料ブログが使われているサイトは、ここに○印が表示されます。
どうやら、4つの案件ともに「商標 口コミ」では無料ブログは使われていないようです。
上位10サイトにポータルサイトがいくつあるか
また、もし1ページ目にyahoo!知恵袋や発言小町などのポータルサイトが表示されている場合も、ライバルが弱いと判断できます。
手作業でおこなう場合
これもURLを目視していくしかありません。
コンテンツスカウターZを使った場合
ポータルサイトがある場合、一覧で表示されます。
「イエウール 口コミ」の9位に「YAHOO」と表示されています。おそらくYahoo!知恵袋だと思われます。
まとめ
ずいぶん長くなってしまいました。
- ライバルサイトの数がいくらか
- 記事タイトルにキーワードが含まれているか
- 上位10サイトの文字数はいくらか
- 上位10サイトのPA・DAはいくらか
- 上位10サイトの被リンク数はいくらか
- 上位10サイトのインデックス数はいくらか
- 上位10サイトはトップページか個別ページか
- 上位10サイトに無料ブログがいくつあるか
- 上位10サイトにポータルサイトがいくつあるか
をリサーチするために手作業でおこなうとどんなに大変かがわかってもらえたと思います。
それが「コンテンツスカウターZ」を利用するとキーワードを入力してボタンを押すだけですべてのデータが揃ってしまいます。
さらに前回の記事で紹介したように「見出し構成の抽出」も同時にできてしまいます。
今回は上位10サイトのデータを解析しましたが、100サイトまで解析することができます。これはもはや手作業ではできることではありません。
ぼくもそうですが、アフィリエイトをやっている人の大半が副業として時間のない中での取り組みだと思います。
であれば、ツールに任せられることはツールに任せるべきだと思います。限られた時間を有効に使うには、人にしかできないことに注力することが大事になってくるのではないでしょうか。
「コンテンツスカウターZ」は買い切りではなく月額制ですが、1日100円ほどの出費でこれだけの時短を叶えることができます。安すぎます。
ぼくはこのツールを知って迷いなく購入しました。「不要になったら解約しよう」と軽い気持ちでポチっとしました。おそらく不要になることはないと思いますが。