不動産売却のメインサイトで、上位表示できているいくつかのキーワードがあります。
今まではなんとなく「上位表示できた!よし!」ぐらいにしか思ってなかったし、その理由をわざわざ分析することもありませんでした。
でもコンテンツスカウターZを導入してからは、上位表示できた理由を分析してみようと思うようになりました。できる環境が整ってしまったからです。
上位表示できているのはそれなりの理由があるはず。その理由を分析することができれば、上位表示できる可能性が高いキーワードを狙って探すことができるようになるのでは?
そんな目論見を立てました。
上位表示できている理由を分析してみよう
上位表示できている理由を分析するためにやったことは、
- 上位表示できているキーワード
- 上位表示できていないキーワード
の、それぞれの検索市場(ライバルサイトの状況)を解析し、比較するということです。
それにより、上位表示しやすい条件や傾向をつかめるのでは?ということです。
「ライバルサイトがこんな感じだったら、上位表示できそう」
「ライバルサイトがここまで強いキーワードには、まだ手を出さないでおこう」
という感じで、上位表示の可能性のあるキーワードから優先的に作業することができるようになると期待しました。
上位表示できているキーワード
まずは上位表示できているキーワードから解析していきます。
キーワードA
このキーワードは、不動産用語です。その不動産用語を説明したページが、不動産用語を単体で検索して5位にいます。
黄色のマーカーを引いているのがぼくのサイトです。
ぼくのサイトより下位にあるサイトの状況はこんな感じです。
- もっとPAやDAが高いものがたくさんある
- インデックス数が多いサイトが多いが、数ページのものもチラホラ
- アフィリエイトサイトが少ない
- 7位にYahoo!知恵袋
- キーワード含有率が低い
この不動産売却メインサイトは運営歴が1年未満でPAもDAも1です。しかし、DAが大きくドメインパワーが強いと思われるサイトたちよりも上位に来ています。
インデックスも168ページと、多くの下位サイトに比べて少ないです。
下位サイトに唯一勝っているのはキーワード含有率のみでしょうか。30サイト中、ぼくのサイトがもっとも多くなっています。
キーワード含有率は多すぎても少なすぎても良くないと聞きますが、ライバルよりわずかに多いあたりを狙うといいのかもしれません。
上位表示できている、他のキーワードも見ていきましょう。
キーワードB
このキーワードも不動産用語で、それを説明したページです。
不動産用語を単体で検索して6位にいます。
下位サイトの状況は、
- もっとPAやDAが高いものがたくさんある
- アフィリエイトサイトが少ない
- youtubeやwikipedia、無料ブログがある
- インデックスが多い巨大サイトが多い
- キーワード含有率が高いものが多い
です。
たしかにインデックス数が多い巨大サイトたちが周辺にいますが、無料ブログや自治体のサイトだからインデックスが多いだけ、という感じです。
なので、実質はそんなに強くないサイトだといえます。
そして30位以内にポータルサイトや無料ブログがいくつかあります。
キーワードAもそうでしたが、「ライバルにアフィリエイトサイトが少ない」ということも、上位表示しやすい理由かと思われます。
キーワードC
これもまた不動産用語のキーワードです。不動産用語を単体で検索して7位にいます。
下位ページは
- インデックス数はそんなに多くない
- アフィリエイトサイトが多い
- キーワード含有率はまあまあ
先のキーワードA・キーワードBに比べて、下位サイトのインデックスはかなり少ないです。
PAやDAの数値もそんなに高くありません。とはいえ、ぼくのサイトよりは多いものがたくさんあります。
また、先の2つのキーワードは周辺にアフィリエイトサイトが少なかったんですが、こちらはアフィリエイトサイトが多いです。
それでも上位表示できています。よくわかりません。
上位表示できていないキーワード
では次は、上位表示できていないキーワードを解析していきます。
一般媒介契約
これは上位表示できていないキーワード「一般媒介契約」です。
「一般媒介契約」という不動産用語を説明したページですが、「一般媒介契約」単体で検索すると100位以下です。
1〜30位の状況を見てみると、
- 大手不動産会社や不動産ポータルサイトがひしめき合っている
- indexの多い巨大サイトばかり
上位表示できていたキーワードと比べて、かなりライバルが強いことがわかります。
でも、17位にポータルサイトのALLABOUTがあったりします。
結論
結論は・・・
「よくわからん」
です。
なんとなく上位表示の理由がわかるものもあれば、「なんでこんなライバルが強いのに上位表示しているのか」というキーワードもあります。
結局、複雑なアルゴリズムを持つgoogleがどうやって上位表示させているのなんかわかりません。
しょせん、素人が数ページを分析しただけでわかるわけがなかったのです・・・
でも「よくわからん」「簡単に傾向はつかむことはできない」という結論を、身をもって体感できたのは収穫でした。
こんな面倒臭い大量のデータ収集が数時間でできたのは、コンテンツスカウターZのおかげです。自力でやっていたら何日もかかっていたはずです。
というわけで・・・
「上位表示できそうなキーワードを解析する」よりも、
「とりあえずコンテンツを作成してgoogleに放り込み、サーチコンソールで集めたデータをもとに改善していく」
というプロセスのほうが健全なのかもしれません。数日前の記事で書いたような感じです。
ただ、このツールをもっと使いこなすことができれば、うまく解析できるのだと思います。要研究です。
もうひとつわかったこと
今回の調査以外にもいろいろなキーワードで解析していたのですが、それによって「自分の認識」と「現実」とのズレをいくつか発見しました。
そのうちのひとつが「文字数」についてです。
ぼくが思っていたより、上位サイトには多くの文字が含まれていることがわかりました。
ちょっと前にSEO効果が大きいと言われていた「長文」が最近では弱くなってきたという話も良く聞くので、ぼくの中では3000文字ぐらい書けば文字数は十分だと思っていました。
ですが上位にあるサイトの文字数は10000文字近くあることに気づきました。
もちろん、コンテンツの内容によって必要な文字数は変わるでしょうし、文字数を稼ぐために文章を水増しをすれば良いわけでもないことはわかっていますが、今まで漠然としていた「文字数」に対する基準や認識が刷新されました。
今まで、ここまでいろんなキーワードの上位サイトの文字数をカウントしたことがなかったので、貴重な体験です。