前回の記事では、メインブログにアクセスが集まらない原因を「キーワード選定の甘さ」だと特定し、これからはアクセスを集めるべく「集客力を強化する」ことに力を入れることにした、ということを書きました。
100manconsulting.hatenablog.com
コンテンツを充実させるのも大事だけど、googleにサイトを評価してもらうためには、人をサイトにたくさん流すことも大事なんじゃないの?という話でした。
今回はその話の続きで、具体的にどのようなことをやろうとしているのかを書こうと思います。
集客力を強化する、つまりアクセスアップのための施策として考えたのは、次のようなことです。
- 取り扱うコンテンツの範囲を広めにする
- 不動産に関するトレンド的な記事を書く
取り扱うコンテンツの範囲を広めにする
今までメインブログで書いてきたコンテンツは「不動産を売る」という範囲の中だけのものでした。そこの範囲だけで、そういうターゲット(家を売ろうとしている人)に向けてコンテンツを書いてきたのです。
- 不動産会社の選び方
- 媒介契約の選び方
- 家を売るときの手順
- 一括査定の利用方法
など・・・
ところが、これらのコンテンツを書いているサイトはすでにたくさんあります。不動産会社の公式サイトやSUUMOなどの不動産ポータルサイト。そして不動産売却をアフィリエイトしているサイトも強豪だらけです。
キーワードやコンテンツをいろいろずらしてみましたが、それでもなかなか入り込める隙間がありません。「不動産売却」の属性、市場の中でコンテンツを考えても、大きく集客することは難しいです。
そこで、今まで自分が勝手に属していた「不動産売却」という範囲を、少し広げてみてはどうか?ということを考えました。
「売却」にこだわらず、上位概念の「不動産」という広い範囲で考えてみると・・・
たとえば「家を買う」。家を買おうとしている人がどのような情報を求めているのか?を考えてコンテンツをつくるとします。
「家を買う」に関するアフィリエイト案件ってあるのかわかりませんが、「家を売る」コンテンツを書いているサイトよりも、ライバルが弱そうな気がします(きちんと調べていないのでわかりませんが)。
そして、家を買おうとしている人の中には、一定数で「家を売ろうとしている」人もいるはずです。
こんな感じで範囲を広げて眺めてみると、いけそうな市場が見つかるかもしれません。そういう市場が見つかれば、リサーチをきっちりやればライバルが弱くアクセスが集まるキーワードが見つかる可能性があると考えました。
「売却」とは異なる検索市場から、アクセスを引っ張ってこようということです。
不動産に関するトレンド的な記事を書く
もうひとつの施策は、「トレンド的な記事を書く」ということです。
1年前ほどに「つなぎ融資の女王」のニュースが流れました。あの瞬間、「つなぎ融資の女王」「つなぎ融資」は検索されまくったようです。
キーワードプランナーで調べてみました。
また、「家売るオンナ」という北川景子主演のドラマが放映されたとき、「家売るオンナ」というキーワードは検索されまくりました。
こんな感じで、不動産に関するニュースやトレンドのコンテンツをタイミングよく投稿すれば、爆発的にアクセスが稼げるのでは?と思いました。
もちろん、そんな情報を求めてやってきたユーザーが成約に結びつくことはないでしょうが、とりあえずは「人をサイトに流し込む」ことが目的なので。
森友学園・加計学園・籠池・忖度
さっき挙げた例はあまりにも瞬間的なので虚しいですね。もう少し持続してアクセスが集められる不動産系のキーワードを考えると、「森友学園」あたりはどうでしょうか?
国有地の売却の話でもあるので、不動産売却サイトで取り扱っても不自然ではないテーマではないかと思います。
「森友学園の問題って、結局なんなの?」と思っている人は多いと思います。エグいくらい検索されまくってます。
224万回!!ちなみにもっとも検索数が低い月でも2万回を超えています。
森友問題って複雑に絡み合ってわかりにくい話ですよね。これをわかりやすく噛み砕いたコンテンツを用意すれば、アクセスは集まるでしょう。
面白い切り口でまとめたりすれば、はてブやSNSで拡散されるかもしれませんし、それによってSEO効果も期待できます。
リップル
最近知った情報だと、仮想通貨で不動産投資ができるサービスなどが出てきたようです。
仮想通貨のリップル(XRP)もそのうちのひとつです。しかし、「リップル 不動産」などで検索されているかを調べましたが、月間100以下でした。まだあまり浸透していないようです。
ですが、今コンテンツを仕込んでおけば近いうちに大きなトレンドになって、アクセスが爆発するかもしれません。
小枝不動産
「土曜はダメよ!」というテレビ番組のコーナのひとつに、「小枝不動産」というものがあります。桂小枝が珍物件をロケするコーナーです。
これもトレンドネタとしてアクセスを集められそうです。
面白いトレンドキーワードの見つけ方を発見
さらに、面白いトレンドキーワードの見つけ方を発見しました。
「不動産 トレンド」と検索するのです。すると、こんなページを見つけました。ここで面白いぐらいキーワードを拾えます。
こんなことが書かれています。
これをひとつずつキーワードプランナーやコンテンツスカウターZでチェックしていきました。すると、検索数が多くてライバルが弱いキーワードがたくさん見つかりました。
調べてみると、これらのキーワードを扱っているアフィリエイトサイトは少ないことがわかりました。「レインズ」はどこのサイトでも取り上げているキーワードですが。
多少ジャンルが外れても書いてみる
「フリーレント」は賃貸、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」は太陽光発電、といったように不動産売却の範囲から外れるキーワードもありますが(というかほとんどが外れる)、需要があってアクセスを集められそうならば書いていこうと思います。
なんなら、「フリーレント」について書いた記事でアクセスが集まれば賃貸のアフィリ案件を紹介し、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」について書いた記事でアクセスが集まれば太陽光発電のアフィリ案件を紹介したっていいと思います。
さらにキーワードを拡張できる
これらのキーワードはライバルが弱く、アクセスを集められるポテンシャルを秘めていますが、そこからさらに拡張することもできそうです。
たとえば「コンパクトシティ」というキーワードを調べていると、あるサイトで新たなキーワード「空き家バンク」というのが目に止まりました。
月間3万回ほど検索されているキーワードです。上位にアフィリサイトはありません。
こんな感じで、あるキーワードを軸にしてどんどん拡張していけば、いくらでも面白いキーワードが拾えそうです。
「すまい給付金」がおもしろい
「すまい給付金」というキーワードのサジェストを引っ張り出し、キーワードプランナーで月間検索回数を出し、その中からめぼしいキーワードを厳選してコンテンツスカウターZで解析したデータがこちらです。
月間検索回数がそこそこあり、allintitleが少なく無料ブログが上位にいるキーワードがたくさんあります。
これはしっかりとコンテンツを入れれば上位表示できやすそうです。成約にはつながりにくいキーワードですが、こういうのを見つけるといてもたってもいられなくなります。
仮説と検証、とにかくやってみる
「広げすぎたらサイトの方向性がぼやけちゃうでしょ!」
「成約しない人ばかり集めても意味ないでしょ!」
いいんです。とりあえずは、成約させるのが目的ではありません。とにかく人を流し込むことが目的です。
あくまでも核となるコンテンツは「不動産売却」であり、それはもうある程度完成しています。
今考えるべきはそれらのコンテンツをどうやって上位に持っていくのか?ということ。そのための方法として、「人を流し込んでgoogleに評価させる」ことをやってみようということです。
そういうことを実験したくてたまりません。仮説と検証です。
失敗に終わるかもしれません。アクセスは集まるものの、サイト全体の評価アップなど微塵もなかった・・・ということになるかもしれません。
それはそれで貴重な失敗経験を得られます。でもこれでうまくハマれば、ひとつのノウハウとしてストックできます。このブログの読者さんにとっても、試す価値があるノウハウになるかもしれません。
また報告します。
それぞれ取り組んでいるジャンルで「ジャンル名 トレンド」という風に検索すると、このように面白いキーワードが見つかるかもしれません。やってみてはいかがでしょうか。